背筋を伸ばして立つと腰が痛むのはなぜ

寝ているとき、寝て起きた後、座っているときなどに腰痛が起きるのは、成人の多くが経験したことがある現象ではないかと思います。しかし、「直立」した状態で背筋をぐっと伸ばした場合に、腰に痛みを感じることもあります。特に腰に負担をかけているわけでもないのに、何故背筋を伸ばしただけで腰が痛くなってしまうのでしょうか。

 

大腰筋の衰えによって腰痛は引き起こされる

人間の腰には、骨盤を支える大腰筋と呼ばれる筋肉があります。この大腰筋は背筋を伸ばす時に重要な役割を果たしており、伸びをする時は背中の筋肉が後側に引っ張られることによって背筋が伸びるという特徴があります。普段、大腰筋はスポーツやウォーキングなどの足を上げる運動によって鍛えられるので、逆に座りっぱなし、寝てばかりで運動をしない生活を送っている人は大腰筋が衰えてきてしまい、背筋をまっすぐに保つことが段々辛くなってきます。背筋をまっすぐに保つための筋肉が衰えていることに気づかず、無理に背中を伸ばそうとして痛みが発生するのです。

 

正しい姿勢で生活しよう

また、腰部は背中の筋肉である背筋が弱り、背中と腰の連結がうまく取れていないことによっても痛みが生じます。背筋も大腰筋と同じく、猫背気味で歩いていたり、前かがみの姿勢が日常的なクセになっていると次第に衰えてきますので、背骨をしっかりと支えることができず、背骨から骨盤へ・骨盤から腰全体へとつながる理想的な連結のバランスが崩れて「歪み」を生じ、その結果として痛みが現れてきます。