寝ている時に腰が痛むのはどうして?

せっかくの休みの日には出来るだけたくさん寝たいけれど、何故か寝起きは腰が痛い・・・。特別な運動をしたわけでもなく、おかしな寝方をしたわけでもなく・・・。一体何が原因で腰痛が起きているのでしょうか。

腰痛の発生源は腰椎(腰部の背骨)

まず、腰痛が発生している箇所ですが、私の場合には、腰部の背骨つまり腰椎でした。腰痛にも色々な種類があり、私も色々経験してきましたが、寝起きの腰痛に関しては、痛む箇所や痛みの種類の違いから、腰回りの筋や筋肉ではなく、明らかに腰椎(腰部の背骨)でした。腰椎が強く曲げられる状態が長時間続くために痛みを発生しているようです。そして、その腰椎が曲げられる原因が「大腰筋」と呼ばれる筋肉の収縮や衰えにあるのです。

若年・中年層に多い、大腰筋の収縮に伴う腰痛

筋力が衰えるのにはまだ早い若年・中年層では、多くの場合、足の付け根の骨と腰椎をつなぐ「大腰筋」という筋肉が収縮してしまうことが原因です。大腰筋は、足と背骨つまりは下半身と上半身をつなぎ体を安定させる非常に重要な役割を担った太い筋肉です。
スポーツによる負担や長時間の前傾姿勢や着座姿勢の生活習慣など、何らかの理由でこの大腰筋が収縮した状態になってしまうと、寝る時に足をピンと伸ばした姿勢をとると、収縮した大腰筋でつながった腰椎が強く引っ張られるため、腰椎が強く曲げられて、腰痛を発生する原因となってしまうのです。
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高齢者に多い、大腰筋の筋力低下に伴う腰痛

私達の腰は、大腰筋をはじめとする様々な種類の筋肉で囲まれており、それらの筋肉が骨盤や周囲の骨をつなぎ支えることで、上半身を支え、姿勢を維持しています。寝ている間は、一見何の筋肉も使っていないように思えますが、これらの筋肉は機能し続けており、骨盤をしっかりと支えてくれています。
しかし、加齢に伴い大腰筋や腰周辺の筋力が衰えてくると、体の重さを支えられなくなり、体圧や体重の負荷で腰椎が曲げられてしまいます。寝ている間ずっと同じ姿勢(あお向けなど)でいると、それらの負荷によって腰が痛むということがあります。また、高齢者でなくとも、普段から身体を動かすことがないと筋力が衰え、同じ理由で、寝ているときに腰が痛いということになるのです。
筋力が衰え、筋力で寝ている時の姿勢を維持することが難しい高齢者などでは、柔らかく厚みのある敷布団やマットレスの上で寝た際に、体の重さが集中する腰部や肩部や頭部が重さで下に深く沈み、その反動でその他の部分が上方向に持ち上げられるという状態になってしまいます。この時、腰椎が強く曲げられる状態となると腰痛を発生するようです。
お年寄りの間で、腰痛には薄っぺらい硬い敷布団がよいと言われている理由もこのためです。ただし、薄っぺらい硬い敷布団だと寝心地が悪いだけでなく、体重の集中する腰や背中や頭などの一点重さが集中し圧迫されて痛むことも多いようです。これらの対策として、近年では、体全体を均等な圧力で支える体圧分散タイプのマットレスに人気が集まっています。
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