原因は「寝過ぎ」?

たっぷり寝ると腰が痛い…

「寝るのが好きで、休みの日は一日ずっと横になっているけど、そういう日に限って腰痛がひどくて困る」と悩む人がいました。確かにたくさん寝た後で起きようとすると、腰が痛むことがあります。私も若い頃、休日に「寝だめ」をした時などは毎回のように腰の痛みを感じ、上手く起き上がれないこともありました。

この手の腰痛の原因で多いのは「寝返りを忘れるほど熟睡してしまうこと」のようです。通常、人間は睡眠時に無意識に寝返りを打つことで、寝心地の悪化を防いでいます。しかし、アルコールを飲んだ後など、熟睡してしまうと寝返りをしないこともあり、これが原因で寝起きに腰痛を感じることもあるようです。

しかし、寝過ぎが原因と思っていたのに徐々に腰痛が悪化して行くケースもあるので、「本当に寝過ぎが原因なのか?」も疑ってみることも必要です。睡眠時間が多くなくても寝起きに腰痛を感じるなど・・・

また、寝過ぎが原因でも、それ以外の原因でも、マットレス(敷布団)との相性は非常に重要です。相性が悪ければ、横になって寝りに付く前に腰痛を感じることもありますし、相性が良ければ寝返りを忘れて朝になっても全く腰痛を感じないこともあります。私も、現在愛用している体圧分散タイプのマットレスに替えてからは、寝返りの回数が少なくなり、朝まで同じ姿勢で寝ていても腰痛はほとんどありません。
体圧分散タイプのページ

腰にかかる負担とは

まず、人間の腰部分には大腰筋と呼ばれる筋肉が備わっています。これは自分で動かすことが出来ないので「不随意筋」とも呼ばれています。実はこの大腰筋は睡眠中でも機能し続けていて、骨盤を含め身体を支えています。そのため、熟睡しすぎ、長時間ずっと横たわった姿勢のままでいるとこの不随意筋が長い時間緊張したままでいるため、腰痛を引き起こすのです。体重がある方は重さも加わって、さらに負荷は強くなります。また薄い布団を敷いている場合は、身体の重さを分散させにくくなるので体重が重くない方でも腰に負担がかかります。基本的に成人は子供と違ってある程度体重がありますので、子供の頃はたくさん寝てもなんでもなかったけれど、今はたくさん寝ると腰が辛い、ということになるわけです。

睡眠中に腰にかかる負担を知ろう

人は睡眠中、自分の身体のどこに負荷がかかっているかを知ることはできません。かといってその都度起きて体勢を立て直すことも難しいと思います。しかし、「不随意筋が酷使され過ぎると腰痛の原因になる」とあらかじめ知っておけば、睡眠に入る前に色々な工夫もでき、快眠とつなげていくこともできるのではないでしょうか。

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